結婚式の日取りを決めるときに、親や年配の親戚が気になるのが「お日柄」。
「六曜(ろくよう)」や「六輝(ろっき)」と言われるものですね。
大安に決めれば文句なしに納得してもらえるけれど、仏滅だとどうしてもいい顔をされない…。
そもそも六曜や六輝って何なのか?いい順番と卒花さんたちがどれを選んだのかを見てみましょう。
※卒花さんのデータは結婚トレンド調査2016首都圏版を参考にしています
目次
六曜(ろくよう)や六輝(ろっき)の意味と読み方は
六曜・六輝の意味は
六曜(六輝)とは、中国の陰陽五行にもとづいて吉と凶を定める基準となる6つの日のことを指します。
冠婚葬祭や転居といった人生のライフイベントの日取りを決める目安として活用されてきました。
なんで6つの日?と疑問に思いますよね。
現在のように曜日(七曜)がなかったので、旧暦の1ヶ月の30日を5つに分けて、日を区別するために六曜を曜日として使っていたようです。
(なので、今の新暦とはズレてくるところがあります)
六曜・六輝の読み方は
六曜・六輝には下記の日が定められていて、下記のように読みます。
大安:たいあん、だいあん
友引:ともびき
先勝:さきがち、さきかち、せんがち、せんかち、せんしょう
先負:さきまけ、せんぶ、せんぷ、せんまけ、さきおい
赤口:しゃっく、しゃっこう
仏滅:ぶつめつ
親も納得する六曜の良いお日柄の順とは
では、それぞれの六曜の意味、どんなお日柄なのかを見ていきましょう。
■大安(たいあん)☆親納得☆
「大いに安し」とされ、六曜の中で最も良い日とされている。
何事においても吉で成功しないことはない日とされるため、特に婚礼は大安の日に行われることが多い。
■友引(ともびき)☆親納得☆
もともとは勝負事で何事も引き分けになる日、つまり「共引」とされていた。
「朝は吉、昼は凶、夕は大吉。ただし葬式を忌む」とされている。
現在の「友を引く」意味から、「幸せのお裾分け」と解釈して結婚披露宴の引出物をこの日に発送する人もいる。
■先勝(さきがち、せんしょう)
文字通り「先んずれば即ち勝つ」の意味のため、「午前中は吉、午後二時より六時までは凶」と言われる。
■先負(さきまけ、せんぶ)
先勝とは逆で、「先んずれば即ち負ける」の意味で、万事に平静であることが良いとされ、勝負事や急用は避けるべきとされる。
「午前中は凶、午後は吉」と言われている。
■赤口(しゃっく、しゃっこう)
「万事に用いない悪い日、ただし法事、正午だけは良い」とされている。
■仏滅(ぶつめつ)
仏滅とは「仏も滅するような大凶日」ってこと!
この日は六曜の中で最も凶の日とされ、婚礼などの祝儀を忌む習慣があるものの、『物滅』として「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」とされて「大安」よりも物事を始めるには良い日との解釈もある。
みんなが挙式日に選んだお日柄は?
六曜やお日柄を重視した?卒花さん2016年のデータは
結婚トレンド調査2016首都圏版によると、挙式実施日の暦(六輝)の重視度を尋ねたところ、「重視した」人は13%で、「やや重視した」(35%)を合わせ、「重視した・計」は48%でした。約半数ですね。

ですが、2010年は55.6%の人が「重視した」だったのが、年々減っています。
2016年は初めて半数を切った年になりました。
ところが上記は首都圏のデータで、全国的に見ると、地域差がかなりあることがわかります。
2016年のデータでは六曜を重視した人の上位3位は
- 福島県:63.8%
- 茨城県・栃木県・群馬県:62.2%
- 静岡県:60.2%
となっています。
これらの地域の人はお日柄を重視すべきと思っておくほうがいいかもしれません。
実際に挙式をした六曜はいつ?2016年の卒花さんのデータは
挙式実施日の暦(六輝)を尋ねたところ、「大安」が21%で最も高く、次いで「友引」が13%、「赤口」と「先勝」がともに12%、「先負」が10%で続きました。

一見すると「やっぱり大安と友引が多い」と思えますが、大安と友引を合計しても34%にしかなりません。
覚えていない方や無回答の方を除くと、他の41.3%の方は大安・友引以外の日に挙式をしたということになりますから、むしろ大安・友引を選んだ方よりも多いということになります。
赤口、先勝、先負、仏滅の割合はそれぞれ10%前後と、ほとんど同じですね。
結婚式の日取りの決め方は赤口や先勝でもいいの?
大安・友引はどなたからも反対意見が出ない日と考えられるため、とても人気ですよね。
現在の7日ごとの区切りとは違って6日ごとに区切っていくので月による差はありますが、大安と友引が週末に当たるのは毎月それぞれ1回しかないと思っておくほうがよいです。
そこに式場の予約が集中するので、競争率は高くなります。
参考:結婚式の人気の月と曜日ランキング★上位3位は「え、ホント?!」
ですので、どうしてもお日柄が気になる親御さんやご親戚がいらっしゃる場合は、遅くとも半年前に式場を予約しましょう。
そうでなければ希望する季節・月・週末の「佳き日」を予約することがとても難しくなります。
では他の日はダメか?というと、時間帯によって違いがありましたよね。
整理してみましょう。
六曜 | 良い時間 | 避ける時間 |
大安 | 一日中 | – |
友引 | 朝・夕 | 昼 |
先勝 | 午前中 | 午後 |
先負 | 午後 | 午前中 |
赤口 | 正午 | 正午以外 |
仏滅 | (解釈次第) | 一日中 |
今の今まで知らなかったので、私たちは友引のお昼に挙式をしました~!
友引ならオールOK☆だと思っていたので時間帯とか考えなかったわ…^^;
まとめ
- 六曜・六輝にはそれぞれ意味があり、慶事にふさわしい時間の言い伝えがある
- 六曜を重視するかどうかは地域差が大きく、年齢によっても考え方が違う
- 仏滅の解釈もいろいろと変わってきているけれど、気にする人がいる場合は避けるのが無難
- 先負や赤口の意味にのっとるならばナイトウエディングにするのも良いかも^^
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