結納をするのに、どのくらいの費用を見込んでおけばいいのか、そしてその費用は誰が払うものなのでしょうか?
この記事では、結納にかかる一般的な費用と、誰が費用を負担するかを決める考え方をお伝えします。
目次
結納の費用はいくらかかる?
ゼクシィ結婚トレンド調査2016によると、食事を含めた結納式の費用を調査したところ、こんな結果が出ました。

- 「5~10万円未満」が30%
- 「10~15万円未満」が25%
- 「20~25万円未満」が15% …と続く
平均は15.3万円であった。
気になる結納の費用の支払いの分担割合は折半の傾向
大前提ですが、結納にかかる費用の分担は、結納に対する本人たちの意識やご両親の考え方、どのような形で行うか?によって、誰が負担するのかは変わってきます。
特にご両親の考え方は、家のしきたりや地域性によって様々な影響を受けるので、色々なパターンがあります。
例えば東京では折半が多数派であったとしても、Aという地方都市では新郎側がもつ!というのが一般的である場合もおうおうにしてあるのです。
昔は、結納金や結納品を用意した新郎側に対して、その労をねぎらうために新婦の家に招くものだったので、結納の食事代は新婦側が負担するという考えが一般的でした。
ただし、新郎側も結納金とは別に、新郎側の参列者人数分の食事費用と同程度の「酒肴料」を包んで持っていくことから、実質は折半になると考えられていたんですね。
最近は、結納を行なわないカップルも増えています。
首都圏では結納を行なうカップルが「4.8%」しか存在しませんよね。
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両家顔合わせしか行わない場合は新郎新婦が負担することが多いですが、結納では親御さんが費用払ってあげたい、払うものだ、と思われることが多いです。
親御さんが費用を負担する場合、
- 昔のしきたり通り新婦側が負担する
- 嫁に来てもらうのだから新郎側が負担する
といったどちらかの親が負担するケースもまだまだあるけれど、最近は双方の両親が折半にするケースが増えてきています。
結納当日の費用を折半にする理由
双方の両親で折半するのが増えている理由って、なんだと思います?
これは両家で「不公平がないように」とか「もめごとにならないように」ということからです。
また結納のために交通費や宿泊費がかかる場合は、食事代だけでなくこれらも含めて双方が均等になるように考えることになります。
仲人を立てる正式結納の場合は、仲人に関する費用は双方の親が折半します。
原則として「結納は招いた側が支払いをするもの」なので、女性側の家に男性が来て行う場合、女性側の支払いになります。
婿養子の場合は女性が「いただく側」になるため男性側に赴きますから、男性側の支払いになります。
直前になって揉めることのないよう、両家にきちんと確認しておきましょうね。
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結納当日に支払いでバタバタしないように事前の相談を
まずは、お二人でどんな結納にしたいのか、それぞれのご両親の意向も汲んだ上でしっかり話し合うことが大切。
お二人、そして双方のご両親が納得できる形を模索していきましょう。
その上で、一方的にどちらかの家に負担がかからないよう、結納だけでなく結婚全体を通して均等になるように考えることも必要ですね。
当日支払いの時になって、「私が払う」「いやこちらが払います」ということにならないように、どういう分担で支払うかについては事前にしっかりご両親には納得してもらいましょう。
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