前回、婚約指輪をどう手に入れたか?という話で、
義理のお母さんから
- 婚約指輪をもらった
- 婚約指輪を買ってくれた
というケースもあるようだ、と書きました。
その場合、お返しはどうすると思いますか?
お義母さん?彼?、そしていくら返せばいいの?と迷います。
目次
義母から婚約指輪をもらったらお返しは義母に
婚約指輪を買わない理由は人それぞれ。
お金がもったいないから、婚約指輪に意味を感じないから、など前回「婚約指輪はもったいない?いらない?買うべき?みんなのデータ」に書いたとおりです。
経済的なことを考えて彼と二人でそう決めた、婚約指輪を買うお金がなかったという場合、義理のお母さんが用意してくれることもあります。
自分の婚約指輪を譲ってくれたり、新婦用に新しく買ってくれたり。
そうした場合には、婚約指輪のお返しは彼ではなく、義理のお母さんに贈ることになります。
義理のお母さんから婚約指輪をもらった相談事例
ちょうど「義母さんから婚約指輪をもらった」というご相談を見たので、引用しますね。
彼との結婚が決まり、8月に入籍します。
2人の間では、婚約指輪を買うよりも2人とも普段使えるペアの腕時計を婚約記念に買おうか、という意見が一致したため「婚約指輪はなし」ということになったのですが…
先日、彼のお母さんが「やっぱりダイヤの指輪は女性にとって嬉しいものだし、せっかくお嫁に来てくれるのだから、持っていて欲しい」と、ダイヤモンドの指輪を頂いてしまいました。
いわゆる義母のお下がりではなく、わたしのためにデザインを選んで注文してくれた新品の指輪です。
大変びっくりしたのですが、せっかくのお義母さんからのお気持ちですし、それだけ自分の嫁入りが歓迎されているのだと感激しました。
婚約指輪として一生大事にしていこうと思っています。ただ、一般的には婚約指輪は彼が購入したものをもらい、彼に時計など婚約記念品をお返しするのだと思うのですが、彼のお義母さんに指輪を買って頂いた場合、お返しはどうしたら良いのでしょうか…?
お義母さんにするべきなのか、それとも彼にするべきなのか悩んでいます。
わたしの考えとしては、お義母さんの考えで買ってくださったのだから、お義母さんに何かお礼になるようなものをプレゼントすべきなのでは…と思うのですが、それが正しいのか分かりません。
また、お義母さんにお礼を購入する場合、いったいどれくらいの金額の何を差し上げたら良いのか見当がつきません…。
腕時計はしない人なので、眼鏡とか…でしょうか…?アドバイスお聞かせいただけたら嬉しいです。
どうかよろしくお願い致します。
http://www.mwed.jp/ques/14258.html
お母さんの気持ち、わかると思いませんか卒花さん?
プレ花嫁さんはまだピンと来ないだろうけど…
義理のお母さん自身が婚約指輪に思い出のあった方なんじゃないかなー?
なので「お嫁さんに来てくれるんだからやっぱり婚約指輪は持っててほしい」というか、「婚約指輪を持たせてあげたい」と思ったんでしょうね。
しかしお返しに「腕時計はしないから眼鏡とか…」っていうチョイスはないかなあと思いながら読んでたんですけど(笑)、良いアドバイスがたくさん来ています。
このご相談で知りたいのは、義母さんから婚約指輪をいただいた場合、
- 誰にお返しをするのか
- いくら程度の・どんなお返しをすればいいのか
という2点です。
「誰にお返しをするか」については、基本的に義母さんに、ですね。
いくらのお返し、どんなお返しを?について、卒花さん(先輩花嫁さん)の意見を見ていきましょう。
卒花さんの意見~半返しは不要~
私なら旅行をプレゼントします。お父さんと行ってもらうのでも自分達と一緒に行くのでもいいと思います。
旅行でお返しするって、ナイスアイデアだと思いませんか?
あえて形のないものというのがいいですね。
半返しをする必要はないように思う。何を贈るかは、会話の中でこれよさそうよねみたいな話が出たものや好きなものがあれば食べ物やマッサージ券。新婚旅行でちょっとお土産を奮発するとか。
この方がおっしゃる通り、半返しというのは必要ないと私も思います。
その理由はふたつ。
まずひとつめは、半返しを算出するための、婚約指輪のお値段がわからないから。
彼から婚約指輪をもらう場合はたいてい一緒に買いに行きます。
なので、女性側も婚約指輪の値段が分かりますよね。
でもお義母さんが買ってくださった場合はお値段がわからないようにされているはずです。
2つめの理由は、そもそもいただいた理由を考えると、半返しをすることが失礼になったり、やり過ぎになるかなあと思うからです。
杓子定規に「半返しだから!」と頑張りすぎるよりも、若いお嫁さんらしく、こじんまりとしたお返しがいいかなと思います。特に物の場合は。
旅行なんかだと、あなた一人からというよりも、彼含めて二人からのお返しっていうことにできます。すると値段の感覚や印象は変わるので大丈夫です。旅行などは特に「思い出はプライスレス!」と「思い出をプレゼントする」ということであまり値段感を考えなくていいですね。
ですが、品物の場合に半返しにすると、なんか仰々しいというか、あてつけがましくなることもありますから難しいですよね。
私は結婚出産と、その都度義理の両親からお祝いでお金を頂くことがあり、普通の内祝いのような品物ではなく旅行券をプレゼントをしています。義理のご両親から婚約指輪をプレゼントされるほど結婚を歓迎されているあなたが本当にうらやましいですよ。
ということで、もうなんて言うか卒花さんって優しいですよね~~~(涙)。
旅行券というチョイスもまたいいですね!
有効期限のあるものでも、ある程度の期間に貯められる場合があります。
もしこれからお祝いをいただく機会が立て続けにあるようであれば、その期間にたまるような旅行券で都度お返しして行くというのは賢いやり方だなあと思います。
金額が積み上がっていく楽しみもありますし、毎回お返しの品物を考えなくていいという意味でも合理的かつ素敵ですね。
なるほどなるほど!
時期的に、ご相談が2月で入籍が8月という予定で話されているので、入籍までに父の日も母の日もある。
だからそのプレゼントを兼ねて旅行券はどうだという話ですね。
なるほどこれで父の日母の日問題もクリアできますね!
だいたいそんなところですかね~。
旅行が難しいなら、一緒に食事をしては
旅行ではなくてお食事を一緒にするのはどうかというご意見もあります。
お母さんがなかなか家を空けられないので…ということならば、お食事を一緒にして、新婦のあなたまたは新郎新婦からご馳走するというのはどうですか?
私はお食事をするというのが旅行の次に良いかなと思います。
というのも、卒花さんのご指摘にあったとおり、お義母さんは見返りを求めてプレゼントされたわけではありません。
だからお食事を一緒にしてご馳走したりする程度で十分なのでは、と思うんですね。
わりといい感じのちょっと高めの食事にお父さんお母さんと彼と4人で行っても、そんなビックリするような金額にならないですよね。
だからもしかしたら旅行は金額的に難しいとか、お母さんの事情で何日も家を空けられないということでしたら、ちょっといいお食事に一緒に行くのはいい思い出になると思います。
ささやかでもいいのでタイミングを逃さずにお返しをしておく
ちょっと下世話な話になりますが…先輩花嫁としてお話ししておきますね。
婚約期間中の、素直に喜んで素直にプレゼントできるうちにお返しを贈っておく、というタイミングが結構大事です。
これは舅・姑と仲が良くても。です。
私も義理の父母、兄姉がすごく良くしてくださるところに嫁いだんですね。
すごくいい人たちばっかりのところに嫁いだんだけれども、いざ結婚したらなんだかんだあるんです。
割と辛くなることもある(笑)。相手がいい人達であればあるほど辛いことっていうのもあるんですよ。
なので、そういうしがらみが何もないうちに、タイミングを逃さずお食事や旅行のプレゼントを
「することはしておく」「タイミングを逃さずにしておく」
というのがお互いにとって良いかなと思います。
辛くなるっていうのは、こっちが勝手に辛くなるわけなんですけど、相手にもなんとなく伝わっちゃうんですよね。
なんか微妙な雰囲気だな…というのが出てからでは、「えーと、婚約指輪のお礼なんですが…!」と切り出すタイミングが難しくなることもあります。
「今さらもういいよ、気にしなくて」となってしまいそう。
だからあまり先送りせずに、婚約中にやるべきことは婚約中にやっておく、というのが大事です。
それからまだこの方は20代なので、お父様お母様もそんなにお年を召していないと思うんですが、人っていつ何があるかわかりません。
「お金を貯めて、何年か後にお返しをしよう」というような話も見かけますが、例えば50代で倒れるとか、50代で亡くなる人も少なくないんです。
ですからお祝いごとや嬉しいことほど、ちゃんとその時にタイミングを逃さずに祝う・お返しするというのが、わりと大事です。
おめでたい話のときに言うことではないかもしれないけれども、例えば「お金を貯めて5年後にお返しするんだ」という目標があったら、それは目標としておいておく。
でも、その手前でちゃんと一旦けじめとして、ささやかでも何かお返しをするといいです。
形だけでも、お食事の場を持つとかしておかないと、後悔が半端ないですよ。
ですから、ちゃんとタイミングを逃さずお返しをしておいて下さい。
まとめ
- 義理のお母さんから婚約指輪をいただいた場合は、お返しは彼ではなく、義理のお母さんに贈る
(もしくはそれをお義母さんに贈ったお義父さんも含めて) - 金額がわからないので半返しにこだわらず、旅行や食事に一緒に行くのはどうか
- 経済的に厳しくてもタイミングを逃さずに、ささやかでもいいのでけじめとしてお返しをしておくのがおすすめ
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